国際連合食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所

ユース向け公開イベント「食べるを考える1日」(ご報告)

2019/07/13

「世界食料デー」月間の紹介

10月16日の世界食料デーに向けて、パシフィコ横浜の横浜国際協力センターで「食べるを考える1日。横浜から始める、暮らしから始める、ユースによる世界の変え方」と題したプレイベントが行われました。このイベントは「世界食料デー」月間が主催となり、横浜市資源循環局と連携して開催しました。当日は、食料ロスや持続可能な開発目標(SDGs)に高い関心を示す大学生、専門生、高校生の24名が参加しました。

国連食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所は、「世界食料デー」月間2019の呼びかけ団体として、食料ロスや世界の食料安全保障についての現状を共有しました。横浜市資源循環局からは、近年盛り上がりを見せつつある食料ロスを主なテーマに、市の取り組みや政策の動向などをお話しいただきました。また、学生によるパネルディスカッションでは、食に関わる活動についての紹介やその中で感じることなどが話し合われました。民間企業の方の発表もあり、SDGsの意義や日本のビジネスセクターにおける課題などをご説明いただきました。各セッションでは参加者からも質問があがり、意識と知識を高め、アイデアを共有することができました。

さらに参加者は「ハンガーバンケット」というアクティビティを通して、世界に存在する経済格差と食へのアクセスの違いについて体験しました。今の飢餓の現状について新たな視点から考える時間となり、この体験を通して感じたことを共有しあうなど、その後のディスカッションにも繋がりました。

最後のセッションではいくつかのグループに分かれ、様々な立場からの情報共有をふまえて、今年の世界食料デーに向けて自分にはどのようなアクションができるかを考えるワークショップが行われました。

世界の食料事情、食料ロス、SDGs、自治体や若者の取り組み、市民社会の活動などのトピックを含むお話で最後まで盛り上がり、実り多い半日を過ごすことができました。


(ご案内)

FAOや国際NGOでつくる「世界食料デー」月間と横浜市資源循環局は7月13日午後1時から、横浜市のパシフィコ横浜で公開イベント「食べるを考える1日。横浜から始める、暮らしから始める、ユースによる世界の変え方」を共催します。
10月の「世界食料デー」月間に向けたプレイベントで、主に高校や大学、専門学校などに通う方を対象としています。
食料や資源の問題に取り組む国連機関、行政、NGOなどが具体的な活動を紹介。「食料デーって何をするの?」「食料についての活動、もっと知りたい」という皆さん、ワークショップ形式で、楽しく食料問題について学びませんか?

おひとりでもグループでの参加もOKです。

日時:2019年7月13日(土曜日)、13時から18時まで(受付:12時45分から)
会場:パシフィコ横浜 横浜国際協力センター5階 共用会議室
(みなとみらい線「みなとみらい駅」から徒歩5分)
対象:高校生、大学生、専門学生
定員:先着30名
参加費:無料
プログラム:後日掲載予定
申込方法:「世界食料デー」月間の申込みフォームからお申し込みください。
共催:「世界食料デー」月間2019、横浜市資源循環局
問い合わせ先:「世界食料デー」月間2019事務局 担当:儘田(ままだ)
Email: [email protected] 
TEL:03-3261-4700