国際連合食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所

5月30日 「国際ポテト・デー」

©FAO/Hashim Azizi

©FAO/Hashim Azizi

2024/05/30

2023年12月、国連総会において、5月30日を「国際ポテト・デー」とすることが決まりました。2024年5月30日は、記念すべき最初の国際ポテト・デーです。

世界では、何十億もの人々が日常的にジャガイモ(Solanum tuberosum (L.) /バレイショ種)を食べています。ジャガイモは、手作業により多様な品種を栽培するアンデス山脈の小規模な生産から、世界各地で行われる機械化された商業的農場での大規模な生産まで、様々な形で生産されており、 農業・食料システムにおける重要な作物です。また、ジャガイモは世界で三番目に多く消費されている食用作物であり、世界中の農村部や都市部の人々の食料安全保障及び暮らしに寄与し、雇用を創出しています。

2008年は「国際ポテト年」で、日本では「国際イモ年」として様々な活動が展開されました。新しく制定された「国際ポテト・デー」はこの国際年に基づき、飢餓や貧困への対策や、農業・食料システムへの環境上の脅威に対処する上で重要な作物である、ジャガイモに着目します。また、女性がかなりの割合を占める小規模な家族農家が、ジャガイモの多様性を守るために果たしている役割についても、再認識する機会にもなります。さらに、この作物の栽培と消費を考える際、その文化や料理の面にも注目します。

詳細は、FAOのInternational Day of Potatoのページをご参照ください。

 

関連リンク