国際連合食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所

ジャック・ディウフ元事務局長が死去

2019/08/19

ローマ―ジャック・ディウフ元事務局長が17日、死去しました。81歳でした。国連食糧農業機関(FAO)は、ディウフ氏のご家族に哀悼の意を表明します。

ディウフ氏は1994年1月に事務局長に就任。2011年12月に退任するまで、貧困と飢餓、栄養不良と闘い続けました。

屈冬玉事務局長は「FAOという『家族』を代表し、世界中の飢餓を根絶するために長期にわたって情熱を傾け、専門知識を駆使して尽力したディウフ氏のご家族に哀悼の意を表します」と述べました。

飢餓撲滅、食料安全保障の確立と持続可能な農業の促進に注がれたディウフ氏の奮闘は、食料安全保障への貢献に隔年で贈られる「FAOジャック・ディウフ賞」を通じ、引き続き記憶されます。

ディウフ氏は2012年、日本の農業関連分野・食料安全保障における国際貢献の向上に 寄与したとして旭日大綬章を受章。2014年には、サヘルとアフリカの角のFAO特使に就任しました。

 

原文プレスリリースはこちらから(英語):

http://www.fao.org/news/story/en/item/1205056/icode/